今年は身体に堪える暑い夏でしたが、皆様体調を崩されていません
か。
ご来院される患者さまの中で、最近口が乾きやすいと訴えられる方
が多いように感じます。
口腔乾燥症はさまざまな原因で唾液の分泌量が低下し、口の中が乾
燥している状態のことです。
糖尿病や腎不全などの病気を介して起こることもあれば、
ストレスや筋力の低下や薬剤の副作用で起こることもあります。
口が渇く、ネバネバする、しゃべりにくい、飲み込みにくい、味覚
がおかしい、舌が痛くヒリヒリしたり、
口が臭い、入れ歯を装着しにくいなどの症状認められます。
唾液には自浄作用、消化作用、抗菌作用、粘膜保護作用など、口の
中を守る大切な作用があります。
そのため、唾液の減少によっては口の中の衛生状態が非情に悪くな
り、むし歯や、歯周病、
口腔カンジダ症などを発生しやすい口腔環境になってしまいます。
口腔内に問題がある場合いの改善策としては、乾燥や痛みなどの症
状を和らげるため、
人工唾液や保湿ジェルなどを用いて口の中の保湿やガムを噛む、
唾液腺マッサージをおこなうなど、唾液腺刺激療法も効果的です。
このような症状があるようでしたらお気軽にお声がけください。